私の旅人生の終着地点はアフリカだ!

約半世紀生きた自分へのご褒美に、今年の年間計画にケニア行をきめました。本当は同行してくれる人がいれば良かったのですが、なにせ私の都合に合わせてくれて、私の行きたいコースと費用を支払ってくれる友人も難しく、行くと決めたら止められない私の性格もあり、一人で旅をすることにした。毎年、下見もかねて海外には一人で1~2回旅をするので特に問題は考えない。ただ、主人からはいつも「その旅行代金は誰が支払うんや?会社か?家庭のお金か?」と、つまらない質問を受ける。「そんなん下見やねんから会社の経費にきまってるやん!」と言うが信じてもらえない。事実、会社の経費で行くことは、まず無いので疑われても仕方がない。

ケニアは3年前に1度、今年タンザニアに添乗し、来年も1月に仕事でタンザニアに行くことが決まっている。それでも今年の自分へのご褒美はどうしても

ケニアに行きたかった。いろんな国に仕事で旅行はしているのですが、私の本能をゆさぶり、活性化させ心が躍る場所はサバンナ以外に考えられない。

何がそんなに私を掻き立てるのか、アフリカと言うと、遠い・なにか怖い・不衛生なのでは・・といろいろ考える方がいるかもしれません。たしかに、虫が嫌い・動物が好きでない方にはお勧めする場所ではないかもしれません。でも自然が好きで命の大切さを感じたい方には、アフリカのサバンナを訪れることを強くお勧めします。なぜなら訪れる人の人生観を

きっと360℃変えてくれる事まちがいなしだと思うからです。

 

訪れた場所は、まずナイバシャ湖。空港から2時間少々で到着。ボートに乗って湖遊覧。ナイバシャ湖には400種類の鳥類が生息している所。本当に野鳥の宝庫だということを見せつけてくれるポイントです。

東アフリカは動物だけでなく、野鳥の種類が非常に多い。上の写真だけでは、まだまだ表現しにくいのですが、もっとたくさんの鳥達を見ることができました。男の人はドライバーのワシさんです。建物はロッジです。夕食はもちろん

ヨーロッパスタイルの内容でのブッフェでした。サファリホテルでのお食事は

ブッフェかセットのコース料理です。その日のお客さんの数によってホテル側が設定します。だいたい、お客さんが多い時はブッフェで、少ない時はセットメニューになるようです。そうでない時もありますが、それはホテルが当日に決めて教えてくれます。ブッフェも悪くないですよ。ここのロッジは敷地内で動物が歩いています。キリンやウォーターバック・サルのシロクロコロブスなどめずらしい動物がいるので、気軽にウヲーキングサファリが楽しめます。

2日目は、アバーデウィア国立公園。このホテルでは24時間ホテルの建物から動物観察ができることで人気があるエリア。敷地内をサファリドライブして

ホテルに入り、ホテル内から動物ウォッチング。夜も象や水牛、ブッシュバックなどの動物が出てくる。夜中も観察希望のお部屋は動物が現れるとブザーでお知らせしてくれるとても親切なホテル。

さあ、次の日はいよいよマサイマラへ。ケニアの国立公園の中でも、一番多くの動物が見れるエリア。上の写真のチータと象はマサイマラでの撮影写真です。

この時期(11月末)はジャカランタの花のシーズンであちこちで紫のきれいな花を見る事ができました。小雨期が終わりの季節なのですが、最近は気候変動で

朝夕雨が降ります。一日中降るということではなく30分から1時間程度の雨です。サファリに雨はと思うかもしれませんが、雨が降ると動物が動きます。

乾季のホコリっぽさはなくなり、緑の空気がとてもすがすがしくなります。

動物達も、この雨のおかげで本当に元気です。

上の写真の流れる川はマラ川です。夏には数百万頭のヌーがタンザニアからケニアに向けて命がけの川渡りを行います。

この時期ヌーはタンザニアにいますが、上の写真のように1年中ケニアに住んでいるヌーもいます。真ん中はトピ、右端はホロホロ鳥です。ほんとに「ふくよかでおいしそ~」な鳥ですが、国立公園内の動物は保護されているので食べる事はできません。今、動物保護区内でも密猟が盛んで、多くの動物が殺されていることが大きな問題です。

旅は日常生活から抜け出し、気分を変えてくれる。それが大自然の中であれば

より生きる力になると思う。私もなんとなく晴れない迷路の日々からアフリカを訪れた事により大きな活力と希望を持つことができた。これはやはり大地と自然の底力を目の当たりにしたためだと思う。生きる為に日々闘う自然の姿に本当に心が打たれました。これからもくじけず日々の生活に真正面に立ち向って生きたい!今回アフリカでなんだか大きくて、温かい心のお土産をもらった旅となりました。。