タンザニアにもケニアにも1年中動物は多くいる。特に雨の降る季節は動物たちが本当に生き生きとして見られる。ただ、雨が降る時期は雨期だということで観光のお客様は少ない。
サバンナの旅行を計画する際、留意されるのは、雨期か乾季かということと、サバンナを大移動するヌーがどこにいるのかということが日本のお客様には注目度が高い。
ヌーの大群を見ようと思うと、夏はケニア側のマサイマラ、冬はタンザニア側ということになるが、必ずしも期待の景色に出会えるとは限らない。
自然の動物の行動は毎日変わるし、気候変動により、通年の動物の群れの動きに変化が出てきているからだ。
今年の1月は、タンザニア側のヌーの大群を目指して8名の女性と添乗員(女性)で10日間の旅をした。
宿泊先はンゴロンゴロ2泊・ンドゥト湖テントキャンプ1泊・セレンゲティー2泊。今年は昨年よりも気温が低く、ンゴロンゴロでは真っ白な霧でクレーター内が外輪からは見えない気象状況でしたが、気温が低く、1日に少しばかりの雨が降るおかげで本当に多くの動物に出会える事ができた。
特に、ヌーに関しては、ンドト湖あたりと、セレンゲティーの入り口にかけてこれでもかと言わんばかりのヌーがいた。360度パノラマに視界の届く限りにヌーの大群を見ることが出来、本当に感動しました。360度パノラマの世界は写真では到底収めることができません。
この光景をどう伝えればいいのかと思う有様だった。
今回の経験で1つ新しい発見は、オフロードが出来ると、さらに動物に近づけるということが体験としてわかった事です。通常サバンナでは動物保護の観点からも、車の通る規定の道から外れて車を走らせることは堅く禁止されています。
しかし今回ンドトエリアでは、本当は禁止なのですが、やや規則が弱いらしいエリアでドライバーさんが道を外れて動物に接近してくれました。なんとライオンのすぐ傍で車を止めてくれたのです。タンザニアではセルー国立公園がオフロードが可能な国立公園だという。
タンザニア初めての方にはまず、ンゴロンゴロとセレンゲティーのコースをお勧めするのですが、2度目のタンザニアであればオフロードのできるセルー国立公園を是非訪れてみてはいかがでしょうか?きっと新しい感動に出会えるでしょう!
添乗員 S.T
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